bottomとは
- ここで説明する bottom とは次の語句からなるCSSのプロパティです。
- bottom
- 読み: ボトム
意味: 下、下側、底、下部
bottomプロパティの概要
このプロパティは、位置指定要素の垂直位置を指定することができます。
位置指定要素とは position プロパティによって基準位置を指定された要素のことをいいます。
構文
サンプルを見る前に構文を確認しておきます。このプロパティの記述は以下のような書き方になります。
セレクター{bottom: 設定値;}
実機サンプルとサンプルコード
ここからは実際のHTML要素にプロパティを適用させて結果を見ていきたいと思います。
ここでは、position プロパティに relative キーワードを設定したdiv要素を題材にします。 relative は自身の元の位置から相対計算による位置を決定するためのキーワードです。
初期値: auto
初期値の auto は、自動で位置を計算します。
これは top プロパティの設定の影響を受けます。
div{
background-color: ##pink;
border: thin solid ##red;
height: 200px;
width: 200px;
position: relative;
bottom: auto;
}
数値: 単位付き数値でポジションを指定する
単位付き数値でポジションを指定した場合、その通りの垂直位置に配置されます。
div{
background-color: ##pink;
border: thin solid ##red;
height: 200px;
width: 200px;
position: relative;
bottom: 100px;
}
パーセンテージ値: パーセントでポジションを指定する
パーセントでポジションを指定した場合、親要素の height の値にパーセンテージ値を掛けた位置に配置されます。
div{
background-color: ##pink;
border: thin solid ##red;
height: 200px;
width: 200px;
position: relative;
bottom: 25%;
}
グローバル値
bottomプロパティに対してのグローバルキーワードは以下の3つです。 ただし、このキーワードはブラウザによっては、完全に機能するかは分かりません。
- inheritは親要素の値の継承を促します。
- initialは値を初期値のautoに戻します。
-
unsetは継承の初期値に戻します。
※このプロパティは親要素の値を継承しないのが基本なので、initialと同じ働きをします。
セレクター{bottom: グローバル値;}
補足説明
- 位置指定要素に適用可能
- 親要素の値を継承しない
まとめ
ここでは、検証としてブロック要素とインライン要素に同じCSSを設定した場合の適用状態が確認できます。 コードの部分をクリックすると、サンプルにCSSが反映されます。
bottom: auto;
bottom: 20px;
bottom: 50px;
bottom: 25%;
bottom: 50%;
サンプル: ブロック要素