word-spacingとは
- word-spacing とは次の語句からなるCSSのプロパティです。
- word
- 読み: ワード
意味: 単語、一言 - spacing
- 読み: スペーシング
意味: 間隔、語間
word-spacingプロパティの概要
このプロパティは、要素や単語の間隔を調整するために使用します。
指定した値は、初期値に対する増加分となります。
値の指定方法はキーワード値のnormalと単位付きの実数値のみとなります。 実数値には負の数も指定することができます。
構文
サンプルを見る前に構文を確認しておきます。このプロパティの記述は以下のような書き方になります。
セレクター{word-spacing: 設定値}
実機サンプルとサンプルコード
ここからは実際のHTML要素にプロパティを適用させて結果を見ていきたいと思います。
サンプルはdiv要素にテキストを内包したものを使用ています。 このdiv要素にword-spacingプロパティを適用して変化を見ていきたいと思います。
初期値: normal
初期値のnormalキーワードは、 フォントやブラウザの設定を踏まえた、通常の語間で表示します。
単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル
div{word-spacing: normal;}
数値: 絶対値と相対値による語間の設定
このサンプルでは、1cmという絶対値で語間を設定しました。 実際にブラウザに表示される単語と単語の間隔は1センチメートルに固定されています。
単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル
div{word-spacing: 1cm;}
このサンプルでは、1.5emという相対値で語間を設定しました。 これは、div要素に設定されている、 font-size プロパティの文字の高さを1として1.5倍の長さで語間を設定していることになります。
単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル
div{word-spacing: 1.5em;}
パーセンテージ値: パーセントによる語間の設定
ここでは、100%と200%で語間を設定した2つの比較サンプルを用意しました。 このパーセンテージ値については、ブラウザによっては対応していないものがありますので、ご注意ください。
単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル
単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル 単語サンプル
div{word-spacing: 200%;}
グローバル値
word-spacingプロパティに対してのグローバルキーワードは以下の3つです。 ただし、このキーワードはブラウザによっては、完全に機能するかは分かりません。
- inheritは親要素の値の継承を促します。
- initialは値を初期値のnormalに戻します。
-
unsetは継承の初期値に戻します。
※このプロパティは親要素の値を継承するのが基本なので、inheritと同じ働きをします。
セレクター{word-spacing: グローバル値;}
補足説明
- すべての要素に適用可能
- 親要素の値を継承する
まとめ
ここでは、検証としてブロック要素とインライン要素に同じCSSを設定した場合の適用状態が確認できます。 コードの部分をクリックすると、サンプルにCSSが反映されます。
word-spacing: normal;
word-spacing: 1cm;
word-spacing: 5px;
word-spacing: -2px;
word-spacing: 100%;
word-spacing: 50%;
サンプル: ブロック要素