valメソッドの概要
valメソッドを使うと、指定したセレクタのvalue属性の値を引数の値で書き換えることができます。
また、valメソッドの引数を空にしておくことでセレクタのvalue属性の値を取得することもできます。
使用上の注意点としてはvalue属性がある要素にしか使えないメソッドだということです。
jQueryではメソッドとして機能させていますが、javascriptとして考えた場合は、エレメントのvalueプロパティ に引数の値を代入したり、プロパティ値を取得していることになります。
セレクタをid属性としてコードを書くと以下のようになります。
//jQuery:
$(idセレクタ).val(引数);
//javascript:
document.getElementById("id属性名").value = 引数;
実機サンプル
サンプルテキスト : id="idText"
答え : id="idAnswer"
innerText
.valメソッドボタンをクリックするとサンプルテキストの内容で、答えのテキストを書き換えます。
サンプルコード
<head>
<script src="https://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/3.4.1/jquery.min.js"></script>
</head>
<body>
<p><input type="text" value="サンプルテキスト" id="idText"></p>
<p id="idAnswer">innerText</p>
<p><input type="button" value="valメソッド" id="idButton"></p>
<script>
$("#idAnswer").text($("#idText").val());
$("#idButton").val("valメソッドボタンがクリックされました。");
</script>
</body>
サンプルコードではボダンがクリックされた時の処理は、混乱を避ける為に掲載していません。ボタンがクリックされたらscript要素の中のコードが実行されると思って下さい。
サンプルコードの要点
- input要素のtext型にidTextの識別子を設定しています。
- p要素にidAnswerの識別子を設定しています。
- idAnswerのテキスト内容をidTextのvalue値で書き換えています。