everyとは
- ここで説明するevery とは次の語句からなるjavascriptのメソッドです。
- every
- 読み: エブリ、エヴリィ
意味: 全て
everyメソッドの概要
このメソッドは、配列の各要素(各値)を関数で実装された判定に掛けて合格するかを試行します。
メソッドの戻り値は真偽値で、全ての要素が判定に合格すればtrueを返し、不合格ならばfalseを返します。
これは、jQuery の every() と同じ結果を返します。
構文
サンプルを見る前に構文を確認しておきます。
- callback: 各要素(各値)に対して実行するコールバック関数です。引数は1つからオプションを含め3つまで受け付けます。
- value: 現在処理されている配列の要素(値)です。
- index: 現在処理されている配列のインデックス番号です。
- array: 呼び出し元の配列の全要素(全の値)です。
- ThisArg: callback内で this として使用する値です。
var boolean = arr.every(callback(value[, index[, array]])[, ThisArg])
サンプルコードと実行結果
ここでは、5つの数値を代入した配列の全ての要素(全ての値)を関数の判定に掛けていきます。
具体的にいうと「10 は 60未満か = true」,「20 は 60未満か = true」...
という具合に各値をテストして、全ての値がtrueなので結果はtrueとなります。
サンプルコード: HTML
<body>
<script>...</script>
</body>
- 02: script (プログラムを実行します。)
サンプルコード: script
<script>
let arrNum = [10, 20, 30, 40, 50];
let fun60Low = (currentValue) => currentValue < 60;
document.write(arrNum.every(fun60Low));
/*03: let fun60Low = function(currentValue){return currentValue < 60}; と同じ意味です。*/
</script>
- 02: arrNum (5つの数値が代入された配列です。)
- 03: fun60Low (コールバック値を使って値が60未満かを判定する関数オブジェクトです。)
- 04: every() (コールバック関数で全ての値をテストします。)
今回の結果はtrueでしたが、arrNumの列内に60以上の値が1つでもあればfalseが表示されます。