Math.abs とは
- ここで説明する Math とは次の語句からなる JavaScript のオブジェクトです。
- math
- 読み: マス
意味: 数学
- ここで説明する abs とは次の語句からなる JavaScript のメソッドです。
- absolute
- 読み: アブソリュート
意味: 絶対、絶対的、絶対値
Math.abs メソッドの概要
Math オブジェクトの abs メソッドは引数に与えた数値、または数値に変換可能な値を絶対値に変換して結果を返します。
絶対値とは数直線上における原点からの距離のことです。メソッドの引数が正の数値の場合は正の数値のままで、負の数値の場合には -1 を乗算した ( マイナス符号を除いた ) 結果となります。
なお、Math は静的なプロパティと静的なメソッドもつ組み込みオブジェクトであり、コンストラクターではありません。 Math オブジェクトはインスタンス生成しないで使用してください。
構文
サンプルを見る前に構文を確認しておきます。
var numAbsolute = Math.abs(x);
- x: 数値です。
サンプルコードと実行結果
ここでは abs メソッドの引数として二つの値を試してみます。 結果は document.write() メソッドで出力しています。
サンプルコード1: script
<script>
document.write(Math.abs(1.2345));
</script>
- 02: 結果出力 (Math.absの引数に1.2345を与えて書き出し)
Math.abs(1.2345) =
引数に与えた「1.2345」は、そのまま「1.2345」という結果で返ってきました。 正の数値の絶対値は、そのままの数値となります。
サンプルコード2: script
<script>
document.write(Math.abs(-1.2345));
</script>
- 02: 結果出力 (Math.absの引数に-1.2345を与えて書き出し)
Math.abs(-1.2345) =
引数に与えた「-1.2345」は「1.2345」という結果で返ってきました。 負の数値の絶対値は、マイナスの符号をとった数値となります。 つまり、「1.2345」と「-1.2345」の絶対値は「1.2345」ということです。
Math.absを使用する上での要点
- absメソッドは引数に与えた数値、または数値に変換可能な値を絶対値として返します