Math.round とは
- ここで説明する Math とは次の語句からなる JavaScript のオブジェクトです。
- math
- 読み: マス
意味: 数学
- ここで説明する round とは次の語句からなる JavaScript のメソッドです。
- round
- 読み: ラウンド
意味: 丸い、丸めること
Math.round メソッドの概要
Math オブジェクトの round メソッドは引数に与えた数値、または数値に変換可能な値を四捨五入した近似の整数に変換して結果を返します。
なお、Math は静的なプロパティと静的なメソッドもつ組み込みオブジェクトであり、コンストラクターではありません。 Math オブジェクトはインスタンス生成しないで使用してください。
構文
サンプルを見る前に構文を確認しておきます。
var numRound = Math.round(x);
- x: 数値です。
サンプルコードと実行結果
ここでは round メソッドの引数として四つの値を試してみます。 結果は document.write() メソッドで出力しています。
サンプルコード1: script
<script>
document.write(Math.round(10.55));
</script>
- 02: 結果出力 (Math.round の引数に 10.55 を与えて書き出し)
Math.round(10.55) =
引数に与えた 「 10.55 」 は 「 11 」 という結果で返ってきました。 小数点第一位で四捨五入した結果が返ってきています。
サンプルコード2: script
<script>
document.write(Math.round(10.45));
</script>
- 02: 結果出力 (Math.round の引数に 10.45 を与えて書き出し)
Math.round(10.45) =
引数に与えた 「 10.45 」 は 「 10 」 という結果で返ってきました。 小数点第一位で四捨五入した結果が返ってきています。
サンプルコード3: script
<script>
document.write(Math.round(-10.55));
</script>
- 02: 結果出力 (Math.round の引数に -10.55 を与えて書き出し)
Math.round(-10.55) =
引数に与えた 「 -10.55 」 は 「 -11 」 という結果で返ってきました。 小数点第一位で四捨五入した結果が返ってきています。 引数が負の数の場合は絶対値として四捨五入した結果にマイナスの符号が付きます。
サンプルコード4: script
<script>
document.write(Math.round(-10.45));
</script>
- 02: 結果出力 (Math.round の引数に -10.45 を与えて書き出し)
Math.round(-10.45) =
引数に与えた 「 -10.45 」 は 「 -10 」 という結果で返ってきました。 小数点第一位で四捨五入した結果が返ってきています。 引数が負の数の場合は絶対値として四捨五入した結果にマイナスの符号が付きます。
Math.roundを使用する上での要点
- このメソッドは引数を小数点第一で四捨五入した結果を整数値として返します。
- 引数が負の数の場合は絶対値として四捨五入した結果にマイナスの符号が付きます。