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データーを文字に変換して表示する

目次 (INDEX)

print とは

ここで説明する print とは次の語句からなる PHP の関数です。
print
読み: プリント
意味: 印刷、出版

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print 関数の概要

この関数は、引数に与えた単一の文字データーを画面に表示します。 引数に与えた値が文字データーでない場合は、強制的に文字データーに変換されます。

ここで気になるのが、前述した 「 単一の文字データー 」 という部分ですが、 実際には 「 . 」 ピリオドで区切ることで各データーは結合されて表示されるので、複数の変数の値を単一のまとまりとして表示することもできます。

前述では print は関数だと言っていますが、実際には関数ではなく言語構造です。 従って print キーワードの後に括弧は必要なく、print キーワードの後に続く値を文字に変換して表示しているだけです。

print は常に 1 を戻り値として返します。

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構文

サンプルを見る前に構文を確認しておきます。

print(string $expression)

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サンプルコードと実行結果

ここでは、print の 括弧を使った記述方法と括弧を使わない記述方法をサンプルとしました。

サンプルコード: HTML ( 拡張子は .php )
<body>
<?php
	... 
?>
</body>
  • 02: <?php (php のコードを記述するための開始タグです。)
  • 03: ... (この行は [ サンプルコード: PHP ] の内容の部分です。)
  • 04: ?>(php の記述を終了するための終了タグです。)
  • ここでは HTML ドキュメントの body 要素内に php の開始タグと終了タグを置いていますが、 開始タグと終了タグはドキュメントのどの部分に設置しても構いませんし、ドキュメント内の複数の場所に分けて記述しても問題ありません。 また、HTML ドキュメントとしてではなく、純粋に php のコードのみを記述しても構いません。 ただし、どの記述方法であろうともファイルの拡張子は .php であることが必要です。
サンプルコード: PHP
<?php
	$string = "これは変数に代入した文字列です。";
	print("これは直接の文字列です。" . $string . "<br>");
	print "プリントは正確に言うと関数ではないので" . "括弧がなくても動作します。";
?>
  • 02: $string = "テキスト" ($string という変数を作って "テキスト" という文字データーを代入しています。)
  • 03: print("テキスト" . $string . "<br>") (print を使って "テキスト" という文字データーと $string に代入されている値を表示しています。各データは 「 . 」 ピリオドで区切ることで結合されて表示されます。)
  • 04: print "テキスト" . "テキスト" (print を使って "テキスト" という文字データー を 2つ結合して表示しています。括弧を使わない記述方法の場合も、 「 . 」 ピリオドで区切ることで結合されて表示されます。)
実行結果:
これは直接の文字列です。これは変数に代入した文字列です。
プリントは正確に言うと関数ではないので括弧がなくても動作します。

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