CREATE DATABASE とは
- ここで説明する CREATE DATABASE とは次の語句からなる SQL です。
- CREATE
- 読み: クリエイト
意味: 作成する、創造する - DATABASE
- 読み: データベース
意味: 管理されたデータの集合
CREATE DATABASE の概要
これは、MySQL や SQL Server などのデータベースシステムとよばれるコンピューターのソフト内にデータベースを作成するための クエリです。
そもそも、データベースのデータというのはテーブルの中に収められています。そして、そのテーブルというのはデータベースの中に 収められています。そして、そのデータベースはデータベース管理システムの中に収められているといった具合に、大元はデータベース管理システムで そのシステムの中に幾つものデータベースがあり、またそのデータベース内に幾つものテーブルがあるという構造で成り立っています。
この CREATE 文で DATABASE を指定することにより、システムの中にデータベースを作成することができます。
余談になるかもしれませんが、昨今、一般的に使用されているデータベースというのはリレーショナルデータベースと言われるものです。 リレーショナルデータベースでは、データを行(ロー)と列(カラム)とで構成し、表形式で管理しています。
エクセルなどの表計算ソフトを使ったことがある方は理解しやすいかもしれませんが、エクセルでは一つのワークブックの中にシートという括りでいくつもの表を作成することができますよね。 この CREATE DATABASE でデータベースを作成するのは、ちょうどワークブックを一つ作成するのに似ています。 そしてテーブル作成するというのがワークシートを作成することに似ています。 ということは、データベース管理システムとは Windows などの OS という感じで理解していただけるのではないでしょうか。
データベースには幾つかの種類があり、先ほど述べた、一般的な RDB とよばれるリレーショナルデータベースの他に、 OODB とよばれるオブジェクトデータベースなども出てきました。話が脱線したかもしれませんが、この RDB と対話するための言語を SQLと言います。
SQL は日本では、エスキューエルとアルファベットで呼ばれますが、海外では シークェル と呼ぶ人もいます。 SQL は Structured Query Language の頭文字をとったものであり、 日本語に直訳すると 「 データベース構造化問い合わせ言語 」 という意味になります。
それでは SQL の CREATE 文を使ってデータベースを作成するための構文を見ていきましょう。
構文
サンプルを見る前に構文を確認しておきます。
CREATE DATABASE 任意のデータベース名;
サンプルコードと実行結果
データベース名に決まりはありませんので、お好きな名前のデータベースを作成してください。 ただ、名前を付けるのに、よくやる命名手法としてデータベース名の始めの文字は 「 db_ 」 と付ける方は結構おられるのではないかと思います。 また、余談になるかもしれませんが、テーブルには 「 tbl_ 」 を付けるとかの命名手法もあり、先頭にこの名前が何の名前であるかを分かりやすくする効果がありますのでご紹介しておきます。
CREATE DATABASE db_test;