INSERT INTOとは
- INSERT INTO とは次の語句からなるSQLのデータ登録文です。
- Insert
- 読み: インサート
意味: 差し込む、挿入する - Into
- 読み: イントゥ
意味: ~の中に
INSERT文の概要
INSERT文は、データベースのテーブルにデータを登録するためのSQL文です。
テーブルに登録されるデーターは行として登録されます。この1件の行のことをレコードといいます。 レコードというのは、列の各項目のデータを一括りとしてまとめたものということもできます。
補足的になりますが、列のことを「カラム」とか「フィールド」といったりします。また、行のことを「ロゥ」といったりします。
とりあえずの理解としては、INSERT INTOとはデータベースのテーブルにレコードを「挿入する」ためのクエリだということになります。
INSERT INTOでテーブルにデータを登録
INSERT文でレコードを挿入する場合にはSET句かVALUES句を使います。 SET句を使うと1件のレコードの挿入をシンプルな視認性のコードで記述することができます。 また、VALUES句を使うと1件から複数件のレコード挿入の記述まで対応できますが、少し視認性の悪いコードになるかと思います。
構文 その1: SET句でシンプルな記述
INSERT INTO 任意のテーブル名 SET カラム名1=登録データ1, カラム名2=登録データ2;
上記のサンプルコードの場合は1件のレコードが挿入されます。
カラム名1 | カラム名2 |
---|---|
登録データ1 | 登録データ2 |
構文 その2: VALUES句の記述
INSERT INTO 任意のテーブル名(カラム名1, カラム名2) VALUES(登録データ1,登録データ2);
上記のサンプルコードの場合は1件のレコードが挿入されます。
カラム名1 | カラム名2 |
---|---|
登録データ1 | 登録データ2 |
VALUES句で複数のレコードを一括登録する
複数件のレコードを一括で挿入する場合、コードの視認性をよくするために改行しながらコードを書くことがありますが、 改行したコードでも各句の間には半角スペースを入れることが必要です。
INSERT INTO 任意のテーブル名(カラム名A, カラム名B) VALUES
(登録データA1, 登録データB1),
(登録データA2, 登録データB2),
(登録データA3, 登録データB3);
上記のサンプルコードの場合は3件のレコードが挿入されます。
カラム名A | カラム名B |
---|---|
登録データA1 | 登録データB1 |
登録データA2 | 登録データB2 |
登録データA3 | 登録データB3 |