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実数値を最大の整数に丸める

目次 (INDEX)

CEILING とは

ここで説明する CEILING とは次の語句からなる SQL の関数です。
ceiling
読み: シーリング
意味: 天井、最高限度

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CEILING 関数の概要

この関数は引数に指定した実数値やテーブル内のデータを最大の整数に丸めた形で返す関数です。

引数が正の数ならば切り上げ整数となり、負の数ならば+の方向に丸めた形の整数になります。

例えば、引数が 0.1 ならば 1 を返しますが、引数が -0.1 ならば 0 を返します。

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サンプルコードと実行結果

ここからは実際に稼働しているデータベースに接続してクエリを実行していきます。 下記に配置された各ボタンをクリックすると、ボタンに書かれているサンプルクエリを実行して結果を表示します。

サンプルコード: SQL (CEILING 関数を使わない場合)

SELECT 実数値 AS 代替カラム名;
実行:

説明:
実数値である 5.33 を 'CEILING 無し' というカラム名で表示ています。

サンプルコード: SQL (CEILING 関数を使った場合)

SELECT CEILING(実数値) AS 代替カラム名;
実行:

説明:
CEILING 関数で実数値 「 5.33 」 を処理した戻り値を 'CEILING 有り' というカラム名で表示しています。

サンプルコード: SQL (CEILING 関数に負の数を与えてみる)

SELECT CEILING(-実数値) AS 代替カラム名;
実行:

留意:
CEILING 関数は 「 実数を最大の整数にまるめる 」 というキーワードが重要です。
正の実数なら単純に 「 切り上げ整数 」 にすると言えますが、負の実数の場合は 「 最大の整数 」 と言っている通りプラス方向にまるめた整数を返します。

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類似関数と CEIL 関数について

この関数には類似関数として、実数値を最小の整数に丸める、 FLOOR がありますので興味がある方はリンクを参照してください。 また、MySQL や SQL Server では CEILING 関数を使いますが、Oracle や PostgreSQL では CEIL 関数を使います。

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SQL の仕様上の注意点

※ SQL の予約句はアルファベットの大文字と小文字を区別しませんが、 任意で作成したデータベースやテーブル、カラムの名前などは区別されるので注意が必要です。

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