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列挙した値に該当しないかを判定する

目次 (INDEX)

NOT IN とは

ここで説明する NOT IN とは次の語句からなる SQL の関数です。
not
読み: ノット
意味: ~ではない。~じゃない。否定の意味
in
読み: イン
意味: ~の中

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NOT IN 関数の概要

この関数は、値が任意の列挙値に該当しないかどうかを判定します。

ここで言っている列挙値とは複数の値をカンマで区切って並べたものです。

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サンプル テーブルの構造

データ抽出用のサンプルテーブルが必要でしたので事前に作成しています。
ここではテーブル作成までのクエリを簡易的に書いておきます。

現在、データベースにはサンプルとして以下に示す構造の japan テーブルを作成しており、 そのテーブルに 47都道府県のデータを登録した状態になっています。

サンプルコード: テーブルの作成

サンプルテーブルを以下のクエリで作成しました。

CREATE TABLE japan(
	県番号 int(11),
	都道府県 varchar(10),
	県庁所在地 varchar(10),
	地方 varchar(10)
);
カラム1
(県番号)
カラム2
(都道府県)
カラム3
(県庁所在地)
カラム4
(地方)
データデータデータデータ
データデータデータデータ

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サンプルコードと実行結果

ここからは実際に稼働しているデータベースに接続してクエリを実行していきます。 下記に配置された各ボタンをクリックすると、ボタンに書かれているサンプルクエリを実行して結果を表示します。

サンプルコード: SQL (SELECT 文の基本的な使い方)

SELECT * FROM テーブル名;

これはテーブルデータを抽出するための基本構文です。
指定したテーブルのデータを全件、全フィールドで抽出します。 この単純なクエリはデータ量が少ない場合や開発段階では利用することが多いと思いますが、実際の運用では使いません。

実行:

サンプルコード: SQL (NOT IN 関数の使い方)

SELECT * FROM テーブル名 WHERE カラム名 NOT IN(値1 ,値2 ,値3, ...);
実行:

説明:
このサンプルは 県番号カラム の値が 10 と 20 と 30 に該当しないレコードを抽出条件にした例です。

参考:
同じ効果のある別の書き方として論理演算子を使う方法もありますのでサンプルを下記に作成しておきます。 この使い方はコードが長くなるだけでお勧めはしません。

実行:

また、逆の使い方として列挙値を肯定する IN 関数もありますので紹介しておきます。

実行:

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SQL の仕様上の注意点

※ SQL の予約句はアルファベットの大文字と小文字を区別しませんが、 任意で作成したデータベースやテーブル、カラムの名前などは区別されるので注意が必要です。

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